痛くて仕事どころじゃなかった日々(足の話)
女性の正装にはパンプスがマストですよね。
正装までいかなくとも、仕事だったらパンプスを履くのが当然とされている職場が多いかと思います。
就活ではリクルートスーツに黒のパンプスを履くものとされていますし。
私も毎日毎日きちんと感を出すために履いていました。
平日だけではなく、お休みの日だっておしゃれ感を演出するために履いていました。
女性らしいし、私の短い脚でも長く見せてくれるので、優秀な靴だと思っていたんです。
だからパンプスを履いたときの身体的な苦痛は、全面的に目をつぶって受け入れようとしていました。
あいつは痛いものなんだ、しょうがない奴なんだと思って。
私の場合、サイズが25cmもあるので履ける靴を探すだけでも苦労していました。
大きい靴を探して情報収集する日々。
安い靴で済ませたいのですが、安い靴を売っているお店って24か24.5までしか置いていないんですよね。
S、M、Lと表記されているサイズのLが24cmだなんて、私には受け入れがたい事実でした。
そんなこんなで、やっと探せた靴。
大事に長く履きたいですよね。
買ったときは、これがあればもう安心という気分になりますが、いかんせん、大きい靴って幅も大きく作られているんですよね。
長さと幅は比例するというイメージを基に作られているのか、リサーチの結果なのか。
最初はゆったりサイズの方が足は痛くならないはず!などと思っていたんですが、1ヶ月も履いていると踵がすかっと抜けるようになり、脱げないように脱げないようにと慎重に足を運びながら、靴を足の指で抑え抑え歩くようになるんです。
おまけに足が痛いなと思って靴を脱いでみると、靴に触れている部分のいたるところが赤く腫れ上がって、まめができたりたこができたり。
踵にいたっては出血を伴うことも多くありました。
こんな状態で普通に歩けるわけがありません。
外出するときはパンプスを履くだけで憂鬱になるし。
歩き出すとため息すらでる始末。
仕事で外出のときは結構歩かないといけなかったんですが、行きの時点でもう痛いんです。
同行者がいると尚更、痛みをがまんしてでも速く歩かなくてはなりません。
かかとをパカパカさせながら歩く姿はみっともなかっただろうと思います。
それでもどうすることもできず、薬局で応急処置のための絆創膏や、快適に歩けるようになる中敷などを物色しては試してみたのですが、「うん、いい感じ。いける!」と思ったのもつかの間、足痛い〜歩けない〜となるのを繰り返していました。
本当に辛い日々でした。
パンプスって履かないといけないんですか?
なんでこんな痛い靴を作ったんですか?
などとやるせない思いを抱えながら、サイズ的に履ける靴の中からなるべく履きやすい靴を探しては、足が痛くて履けなくなるということを繰り返し、靴難民に陥っていました。